相性についての考え方。好きな人や恋人と名前の相性が悪い時
好きな相手との相性がよくない、両思いになれないのか
恋人との相性がよくない、結婚は考えないほうがいいのか
…と悩まれる方はよくおられます。
今回は、占いの「相性」について書きたいと思います。
片思い相手と相性がよくても結ばれるとは限らない
「二人の名前の相性が大凶だ。結婚してうまくいくには改名したほうがいいのか」
などという相談をききます。
姓名判断だけでなく、他の占いでもいえることですが、占いの上での相性は「相手との関わり方を知るきっかけ」位に考えるのがいいのではないかと私は考えます。
名前の相性が最悪とされていても、仲睦まじく長年連れ添っているご夫婦は大勢いらっしゃいます。
……というよりむしろ、よくない相性を乗り越えて結婚されているご夫婦のほうが、つながりが強い感じさえいたします。
逆に相性が最高にいい相手に片思いしていて、振り向きもされない、というのもよくあることです。
相性のよしあしと現実の男女が実際に交際できるか、またそれが円満で長続きするかは別問題です。
相性が最高=大吉のワナ
相性だけではないのですが、【大吉】【最良】という運勢は、意識しないでもそこにある幸せを意味します。
相性でいえば
「もし交際できれば努力せずに打ち解ける可能性が高い」
といえるでしょう。
つまり、フィーリングがあう、という相性。
ただ、恋愛だけではありませんが、人は努力せずに手に入れたものは、さほど執着しないものです。
もしくは続けるための努力をあっさりと手放す。
相性が【大吉】のカップルは、交際が始まればすぐに親密アツアツになりやすい反面、違和感を感じたらそれを克服する努力をしない傾向があります。
つまり熱しやすく冷めやすいのです。
相性と個人の恋愛の好みは別物
また、勘違いされやすいのですが、相性と好みは違います。
人は相性がいい相手に恋をするわけではありません。
むしろ相性が悪い相手ばかりを好きになるケースもよくあります。
片思い相手と相性が最高でも、実際に相手が自分を好きになってくれるかどうかは別問題ということです。
――お互い好きになった後はスムーズですよ……というのが相性なので、片思い段階での相性診断はあくまでも「IF」にすぎません。
片思いを成就させるには、自分を好きにさせるよう、働きかけることが必要ですが、それがうまくいくかどうかに相性はあまり関係ないくらいに思っておいた方がいいでしょう。
相性=凶が恋を鍛えることもある
逆に【大凶】【凶】という運勢は、試練や困難を意味します。
相性でいえば
「好きなのに理解できない、相手とすれ違ったりぶつかったりしてばかり。乗り越える障害が多い」
という状態になります。
ただ、そこで挫けず、
・好きな相手を理解しよう、
・お互いの行動に慣れよう、
・自分の考え方を変えてみよう
…とお互いに努力をして困難を乗り越えられた愛は強いです。
さまざまな苦難に鍛えられた愛は、ちょっとやそっとのことでは壊れず離れません。
苦労して結ばれているのですから、少しの邪魔くらいでは離れません。
また「恋人という他人」を理解しようとする姿勢は、結婚後に訪れる家族とのさまざまな試練にも粘り強さを発揮します。
ゆえに、仲良し夫妻が多いのかなとも思います。
相性=凶が恋を鍛えることもある
ですので今お付き合いしている人や好きな人との相性が最悪だったとしても、
「乗り越えていくことが多いんだろうな」
と覚悟して精神力や優しさ、コミュニケーション力を鍛えていく気持ちで臨んでいきましょう。
改名よりも、自分の内面を鍛えていく方が先です。
たとえ天格(※姓)が敵対する家柄由来で相性が最悪だったとしても、今は自由と平等の現代。
困難を乗り越える愛情さえ確かなら、そしてなんとかやっていこうという強い意志が二人にあるならきっと幸せになれるでしょう。
まとめれば、各種占いで相性が良くない二人の恋は、人格を成長させてくれる恋といえそうです。
ニックネームで呼び合うことで相性の悪さを軽減する方法もありますが、それはまた別の機会に。