結婚で姓名判断が凶になってしまう……どうすればいい?
結婚前はバランスがとれた良い運勢でも、結婚したい相手の苗字を付けると最悪になってしまいそうだ……という悩みはわりとよくあるものです。
それを理由に、相手側に姓を変えてほしい、というのはなかなか難しいですよね。
今回は結婚や離婚で苗字が変わる場合の私の考え方について述べていきます。
苗字が変わると姓名判断は変わる?
夫婦別姓制度がまだ実現していない今、現在の日本でカップルが結婚したら夫婦どちらかの姓に統一しなくてはなりません。
つまり戸籍名が変わるということです。
姓名判断は
姓の画数=①天格
名の画数=②地格
姓と名の文字の組み合わせ画数で③人格・④外格
姓名すべての画数の合計=⑤総画
という構成で診断しますので結婚すると②地格以外はすべて変わります。
つまり運勢が変わるということです。
現代では妻の運勢も重要になってきた
日本では結婚した夫婦のうち96%、女性側が苗字を変えています。
つまり女性側が運勢を変えているということです。
これは女性が家へ入り、その家と運命を共にしてきたという伝統的な流れがあるからです。
また女性は社会的な力をあまり持たず、家制度においてはサポート役だったので、たとえ本人の運勢が悪くなっても夫の運勢がよければそれでカバーしてもらえる部分もあったのかもしれません。
そうすることが「家」を長く続かせ繁栄させるという価値観にはあっていたのでしょう。
ただし、「家」より「個」が尊重されている現代ではどうでしょうか。
どちらか片方が社会で働いて、一家を養うという時代ではなくなってきています。
今ではほとんどの女性が短時間でも仕事を持ち働いているのが現状です。
夫が大黒柱だとして、それが定年まで存続できるかどうかは確実ではありません。
家庭のリスクヘッジとして、妻も社会経済的に自立できる力を持つ方が安心です。
つまり、妻自身の運勢がとても大事になってきているように思うのです。
新妻が株式会社の代表取締役だと
妻が株式会社の代表取締役とかCEOをしている場合、事実婚を選ぶカップルはとても多いです。
それは手続き上、会社の謄本を変更する場合は、変更手数料(万単位)がバカにならないからという理由が大半ではありますが、運勢的にも意味があると感じています。
結婚前に会社の代表にまでなる、あるいは自分で会社を興すような力がある女性は、元々の名前のパワーもとても強いケースが多いようです。
結婚により苗字が変わると、よいバランスが崩れてしまうことを自覚せずにわかっているのかもしれませんね。
結婚で姓名判断が悪くなる場合の対処
さて、会社の代表までいかずとも、結婚により、運勢が悪くなるのが気になる場合どうすればいいのでしょう。
1つには事実婚を選ぶという手があります。
ただ、これは子供のことや財産の手続きがそのつど非常に面倒になります。
時間にある程度自由があるような仕事の人ならいざしらず、一般的な会社勤めであれば大変です。
2つめは、通称を使うということです。
つまり、職場あるいは対外的には、旧姓を使い続けるということです。
現実的にこちらを選択している方が圧倒的に多いです。
姓名判断的にも、意味があります。
姓名判断は「名前を使う場での運勢」を表わします。
つまり会社で旧姓を使い続けるのであれば会社(=仕事)では旧姓の運勢が続きます。
今では、旧姓で口座を作れる銀行も増えていますが、旧姓で働き、旧姓の口座に給料を振り込んでもらうような場合だと、経済的にも旧姓の運勢を継続できると考えてよいでしょう。
ただ、戸籍や運転免許証、パスポートなどの本人確認書類では新しい苗字となります。
不動産を購入したりするときなど、本名を使わなくてはならない場面も依然多いものです。
よって、人生の土台部分は、結婚後の姓名が持つ運勢の影響が大きいといえるでしょう。
※2022年現在、運転免許証・パスポートともに旧姓併記は可能となっています。
運勢=幸福感ではない
旧姓を使っても土台部分は変わらないのか、とガッカリする方もいらっしゃるでしょう。
ただ、すべての占いにいえることですが、
運勢=幸福感
ではありません。
どんな状況下でも気持ちの在り方によって、不幸を感じなかったり、逆に幸せを感じることはできるのです。
女優の故・樹木希林さんが名言を残されています。
「おごらず 比べず 面白がって 平気で生きればいい」
希林さんは生前、夫のDVやご自身の病気など、ご苦労の多い人生でしたが「面白がるようにして」生き切りました。
幸せを他人と比べず、自分の人生を面白がっていく。
簡単に言えば「前向きさを忘れない」。
前向きであれば、必ずしも不運=不幸とはならないのです。
どんな波が来るかを予想はしても、怯えきってしまわないことです。